ムシバラボ

赤坂見附駅から徒歩1分のキーデンタルクリニックが歯の疑問にお答えします

医院のご予約・お問い合わせ

03-5114-0118

新規の患者様には「ムシバラボを見た」とお伝えいただくと歯ブラシをプレゼントいたします!
受付時間:9:30~13:30/14:30~19:30(日曜・祝日休診)

歯の神経を抜くことを軽く考えていませんか?神経を抜くとどうなる?神経の大切な役割を知ろう!

0

 こんにちは。キーデンタルクリニック歯科医師の中村希美です。

 みなさんは歯の神経がどれだけ大切なものかご存知ですか?「虫歯になって痛みが出たら神経を抜けばいいんでしょ?」と軽く考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?もちろん虫歯が大きくなって痛みが出てしまった場合や、神経まで虫歯菌が感染している場合は神経を抜く必要があります。しかし、歯の神経には私たちの歯を守る多くの役割があります。できる限り神経を残していきたいというのは患者さんも歯科医師も同じ気持ちです。

 神経がどんな役割をしているか、神経を抜いた歯がどうなるかを知っていただければ、神経を抜くほどの虫歯にならないようにすることがいかに大切かがお分かりいただけるかと思います。

歯の神経とは

(1)IMG_3317
この画像はデンタルフラッシュの画像を仕様しています。

 歯の神経は歯の中心部にある組織です。血管、神経線維、リンパ管などがあり、歯に栄養を送っています。

歯の神経の役割

1.虫歯になったことを気づかせてくれる

 歯の神経は痛みを感じるセンサーの役割をしています。冷たいものや熱いもの、甘いものがしみると「虫歯かな?」と気づきますよね。痛みや違和感を感じることで私たちは虫歯になったことを知ることができるのです。

2.虫歯から守ってくれる

 歯の神経は虫歯ができると歯を固くしたり、内側に新しい組織を作って虫歯が急速に進まないように歯を守ろうとします。

3.歯が割れるのを防いでくれる

 毎日の食事で固いものを食べたり、強く食いしばったりしても歯が割れたり折れたりしないのは、神経があることで血液や水分、栄養分が歯に行き届き、歯が適度に“しなる”からです。

4.お口の中の変化を知らせてくれる

 虫歯以外でも、歯が磨り減ったりヒビが入ることで、しみたり痛みが出ることがあります。生活習慣などが関係している場合はそこを見直し、症状が悪化しないように対応することができます。例えば、ゴシゴシ強い力で歯磨きをし、その影響で歯の表面がすり減ってしみている場合、歯ブラシを変えたり歯磨きの仕方を改善し、症状が悪化しないようにすることができます。

5.歯の根っこの成長を助ける

 歯の生え始めの時期は歯の根っこはまだ未完成の状態で、神経が根っこの成長を助けます。根っこの成長が止まってしまうと歯と根っこの長さのバランスが崩れ、歯を支えることができなくなってしまいます。
  

歯の神経を抜くとどうなる?

 神経を抜くと歯への栄養分が送られなくなります。つまり、歯がしんだ状態ということです。

1.歯がもろくなる

 神経を抜くと歯に栄養が行き届かなくなり、干からびた状態になってしまいます。枯れ木がポキッと折れやすいように、神経を抜いた歯もちょっとした衝撃でかけたり、割れてしまうことがあります。歯が割れると最悪の場合、歯を抜かなければなりません。よく神経を抜くと歯の寿命が縮まると言われるのはこういった理由からです。

2.虫歯に気づきにくくなる

 神経を抜いたからといってその後虫歯にならないというわけではありません。神経を抜くと虫歯になっても痛みを感じないため、虫歯がどんどん進行し、気づいたときには歯を抜かないといけない状態になっていることもあります。

3.歯が変色する

 神経を抜くと歯が黒っぽく変色することがあります。前歯の神経を抜くと見た目も悪くなってしまいます。

4.治療の回数、費用がかかる

 神経を抜いた後は再感染しないように回数をかけて根っこの中の消毒をしたり、被せものを作っていくため、治療の回数と費用がかかります。

歯の神経を抜くのはこんな時

 どうしても神経を抜かなくてはいけない時もあります。このような状態になる前にぜひ一度歯科医院でチェックをしてもらいましょう。

・我慢できないほどの激痛がある
・冷たいものだけでなく、温かいものにも痛みを感じる
・噛むと痛みがある
・夜寝るときにうずくような痛みがある
・虫歯で歯にあなが開き、神経が出てしまっている
・根っこの先から膿が出ている
・怪我や事故などで歯をぶつけ、神経までダメージを受けている

歯の神経を抜かなくてすむように、できること

1.定期検診

 2,3ヶ月に一回歯科医院で定期検診を受けることで歯磨きの仕方を見直したり、虫歯にならないように予防をすることができます。また、虫歯になっていたとしても早めに対処すれば神経を抜かずにすむことがあります。

2.歯磨きの見直し

 虫歯にならないようにするには普段からお口のケアが大切になります。正しい歯磨きの仕方、歯ブラシ以外の歯磨きグッズの使用を心がけましょう。
お口のケアグッズについてはこちら

3.治療方法を真剣に考える

 歯の詰め物の種類や治療方法にはたくさんの選択肢があります。歯科医師任せにせず、歯の状態をきちんと理解し、なるべく神経を残していけるような選択をしましょう。
詰め物の種類についてはこちら

まとめ

 歯の神経は一度抜いてしまうと元に戻ることはありません。神経を抜くほどの虫歯にならないよう定期検診を受け、日々のケアをしっかりしていきましょう。

確かな技術で納得の治療を

 ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。


Fatal error: Call to undefined function related_posts() in /usr/home/ad126awmwd/html/wp-content/themes/smart-mag-child/partials/single/related-posts.php on line 8