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歯周病を予防することで、アルツハイマー病を予防できるって本当?

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 誰もがかかりたくはない、アルツハイマー病。そんなアルツハイマー病が、歯周病と深い関係があるとわかってきました。以前にもムシバラボで取り上げられていますが、歯周病は、狭心症や心筋梗塞を含む心臓疾患や、脳梗塞などの脳疾患、糖尿病、誤嚥性肺炎、などのリスクを高め、全身の病気に対しての重大なリスクファクターであることはわかってきています。

 さらに最近、歯周病を治療せず放置した場合、約300種類もの歯周病の原因菌が産出する酪酸が、アルツハイマー病の発症リスクを高めるとする研究が、初めて発表されました。

歯周病とアルツハイマー病との関係

 アルツハイマー病は、記憶や学習に関わる海馬の神経細胞が徐々に壊死するために、脳の機能が失われる認知症(アルツハイマー型認知症)のこと。2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されています。現在、認知症の原因となる病気の6割がアルツハイマー病とみられています。(平成27年、東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課認知症支援係発行「知って安心認知症」より)。アルツハイマー病を悪化させる原因の一つが、歯周病菌が産生する酪酸だとういう研究が、日本大学歯学部の落合邦康特任教授(口腔細菌学)らの研究チームによって初めて発表されました。歯周病とアルツハイマー病の関連性を動物の体内で検証した研究は国内初です。

 歯周病患者さんの歯周ポケットからは、健常人の10~20倍もの酪酸が検出されたそうです。この酪酸が細胞内に取り込まると、鉄分子、過酸化水素などが過剰に作られ、酸化ストレスによって細胞を壊し、記憶を司る海馬の機能を低下させ、アルツハイマー病を進行させている可能性があるとのこと。歯周病巣の酪酸が長期間にわたって脳内に取り込まれることは、アルツハイマー病を引き起こす一因であり、進行させる要因でもあります。そのため早めに歯周病の治療をするべきであると指摘しています。つまり、歯周病を予防ないし治療することは、アルツハイマー病の予防にも進行を遅らせることに繋がると考えられています。

 

まとめ

 歯周病は、お口の中だけで済む病気ではありません。アルツハイマー病だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞、さらには口腔ガンにも関わっていることが解ってきています。遅すぎるということはありませんので今から正しいデンタルケアを始めましょう。気になる方はぜひかかりつけ歯科医にご相談ください。

著者

西原郁子

徳島大学歯学部歯学科卒業
東京医科歯科大学臨床研修医修了
著書に『自分でできるデンタルケア』
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現在、週刊女性にてデンタルケアについて連載中。

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 ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。

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