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お口の中にできた固いコブ、骨隆起ってどんなもの?治療は必要?

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 口の中に、コブのような硬いふくらみを感じることはありませんか?鏡で見ると、まるで歯ぐきが腫れたように見えるため、慌てて歯科医院を訪れる人もいます。もしも痛みのない硬いふくらみがある場合、それは骨隆起である可能性があります。この骨隆起、放っておいても問題がないことがほとんどなのですが、時々手術して取り除いた方が良い場合があります。骨隆起とは一体何なのか、どのような場合に治療が必要なのかをご説明します。

骨隆起とは

 骨隆起とは外骨症(がいこつしょう)とも呼ばれ、骨が過剰に発育した状態のことを言います。転移したり広がったりすることはありませんので、腫瘍のような身体にとって害をなすものではありません。そのため、骨隆起があることで生活に支障がなければ、特に治療をする必要性もありません。

 骨隆起は子供の時に見られることはほとんどなく、年を取るとともに出現し、男性よりも女性に多く見られる傾向があります。大人の半数ほどの人に見られるとも言われていますので、ありふれた症状の1つだと言えるでしょう。
 

 一般的に40歳~60歳くらいから膨らみが出現します。稀に20代でも見られることがあります。小さな膨らみがずっと同じ大きさでとどまることもありますが、だんだんと大きくなっていく場合もあります。一旦膨らみが生じると、自然に小さくなるということはありません。

 なお、上あごの中央部分に骨隆起ができるときの膨らみは1つだけということが多いですが、下あごに出る場合や奥歯付近に出る場合は左右対称に2つ出ることが多いです。

歯茎の腫れとの見分け方

 初めて骨隆起を見た人は、単に歯茎が腫れているだけなのか考えてしまうでしょう。じっくりと隆起部分を見ると、歯茎が薄くなり、中の骨が透けて見えることがあります。このように中の骨が透けて見えるときは、単なる腫れではなく骨隆起だと予想することができます。
 また、骨が盛り上がってできているものが骨隆起ですので、押すと硬いという特徴もあります。歯茎の腫れは押すと弾力を感じますので明らかに触った感じが異なるのです。

骨隆起の原因

 骨隆起の原因は、現在のところはっきりとはわかっていませんが、次のような要因を可能性として挙げることができます。

・噛み合わせるときなど、歯に力がかかることで生じるもの
・遺伝によるもの
・炎症性の刺激によるもの

骨隆起のできやすいところ

 では、骨隆起は口の中のどこにできることが多いのでしょうか。

1.口の天井の部分(口蓋隆起こうがいりゅうき

 口の天井の部分(口蓋)の真ん中にボコッと1つ出ます。骨の形によっては2~4個ほどぼこぼことしているように見えることもあります。この部分の骨隆起が大きく成長すると、発音に影響が出て、鼻にかかったような話し方になる場合があります。

2.上の奥歯の外側の歯ぐき(上顎隆起じょうがくりゅうき)

 上奥歯の外側に長く左右対称に現れます。歯列の外側に隆起が表れますので、大きく成長すると、顔の外から触っても膨らみを感じることができます。

3.下の歯の内側の歯ぐき(下顎隆起かがくりゅうき)

 下の歯の内側に左右対称に丸くぽこぽことできる場合が多く見られます。歯列の中央部~前方に出ることが多いので、舌を奥に移動させるとよく見えます。大きくなると舌の動きの妨げになることがあり、話したり食事をしたりする際に違和感を覚えることがあります。

骨隆起の治療が必要になる場合

 骨隆起の治療は、外科的に骨隆起自体を取り除くことで実施します。特に痛みがない場合や生活に不便がない場合、頬を極度に傷つけない場合は、敢えて治療を行う必要がありません。痛みやひっかかり等で生活の質が落ちていると考えられるときに、骨隆起除去手術を行います。

1.しゃべるのに支障が出る

 骨隆起が大きく成長すると、発音が不明瞭になったりしゃべりづらく感じたりする場合があります。このようなときは、外科的に骨隆起を取り除き、問題を解決します。

2.硬い食べ物が当たって傷つきやすい

 骨隆起が硬い食べ物などが擦れると、痛みを感じることがあります。また、痛みだけでなく口内炎になりやすいこともあります。骨隆起によるこのようなトラブルで困っている場合には、手術をし、痛みや口内炎の原因となっている骨隆起を取り除きます。

3.義歯を入れるのに支障をきたす

 義歯を入れる際に骨隆起が邪魔になることもあります。また、義歯をかぶせる部分に骨隆起が当たり、痛みが強く出てしまう場合もあります。このような場合は、義歯を作成する前に骨隆起除去の手術をすることがあります。

骨隆起の手術はどんなもの?

 骨隆起を取り除く手術は、保険適用されます。3割負担で2000円程度ですので、痛みや不具合を感じる方は遠慮なく歯科医師に相談してみましょう。外科手術といっても時間も短時間ですので、入院する必要はありません。局所麻酔をした後、骨隆起がある部分の歯ぐきを切開し、骨隆起となっている骨を露出させて隆起している骨を削ります。後は切開した部分を縫い合わせれば終わりです。手術の中でも簡単な部類に入りますので、特に不安なく望むことができるでしょう。

 麻酔が切れた後は歯を抜いた後と同じように頭に響くような痛みを感じることもあります。痛みが長時間続くことはあまりありませんので、処方された痛み止めを飲むことで痛みのケアはできるでしょう。ただし、縫合していますので、傷口が完全に治るまでに1週間から2週間くらいはかかります。

骨隆起の手術後のケア

 骨隆起が歯に力がかかりすぎていることで起こっているなら、手術で骨隆起を取り除いたとしても、また、歯に力がかかり、骨隆起ができてしまうかもしれません。骨隆起の再発防止のためにも、ケアをすることが必要になります。

歯の食いしばりを意識する

 本を読んでいるときやパソコンに向かっているとき、テレビを見ているときなど、何かに集中しているときに歯を食いしばってしまう人も少なくありません。習慣的に歯を食いしばっていると、歯に過剰な力がかかり、骨隆起ができてしまうかもしれません。常に「歯を食いしばらないようにしよう」と意識することで、骨隆起の再発を予防します。

就寝時にマウスピースを装着する

 寝ているときに頻繁に歯ぎしりをする人も、歯に過剰な力がかかっています。歯ぎしり癖がある人は、歯科医院でマウスピースをつくってもらい、夜寝るときには装着するようにしてみましょう。マウスピースを装着すると歯と歯がぶつからなくなりますので、圧力がかかりにくくなり、骨隆起の原因を取り除くことができます。
歯ぎしり癖は、骨隆起の原因になるだけではありません。歯のもっとも外側のエナメル質がすり減ってしまう原因にもなります。エナメル質が削れてしまうと虫歯にかかりやすくなるだけでなく、細菌がエナメル質の下にある象牙質に入りこんでしまいますので、虫歯の進行も速くなります。健康でキレイな歯を保つためにも、歯ぎしり癖を解消する必要があるのです。

まくらの高さを低くする

 まくらが高すぎると、寝ているときに顎を引いた状態になりますので、自然と歯を噛みしめる姿勢になり、骨隆起ができやすくなります。まくらの高さが適正なのかをチェックして、自分に合った低めのまくらに替えてみてはいかがでしょうか。

 適正なまくらの高さは後頭部の膨らみ方や首の長さにもよりますが、寝ている姿勢でも立っている姿勢と同じような顎の高さになっているかどうかでチェックすることができます。顎が引き気味になっている場合は枕が高すぎると判断できますし、反対に顎が上がっている場合は枕が低すぎると判断できます。

まとめ

 骨を削る手術というと、ちょっと怖く感じるかもしれません。しかし骨隆起の手術は、手術内容も手術にかかる時間も抜歯程度のものと考えていいでしょう。骨隆起そのものは身体に害を与えるものではなく、痛みがあるものでもないのですが、骨隆起に食べ物や義歯などがこすれて痛みを感じたり口内炎を作ったりすることがありますので、必要な場合は手術で取り除くことが勧められるのです。骨隆起で不便や痛みを感じている方は、短時間の手術で取り除いてくことを歯科医師と相談してみてはいかがでしょうか。

 また、口の中に硬いコブのようなものができる病気は他にもあります。中にはガンのような悪性の腫瘍であることもありますので、早めに診断して早めに治療することが必要になることもあります。もしも口の中にコブのようなものがある場合、「骨隆起だから放置しても大丈夫」と決めつけるのではなく、一度歯科医院で診察を受けてみることをお勧めします。

確かな技術で納得の治療を

 ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。

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