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帯状疱疹の症状は口や顔にも現れる。放置したら重い後遺症が残ることも!

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 こんにちは。キーデンタルクリニック歯科医師の小林保行です。

 皆様の中でも小さい頃に水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことのある方多いのでしょうか?その水疱瘡が原因で大人になってひどい痛みを出す病気になることがあるのです。それが「帯状疱疹」です。帯状疱疹は、お口の中や顔周辺に症状を出すことも多いのです。今日はその帯状疱疹についてお話しいたします。
 

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、水疱瘡(みずぼうそう)と同じウイルスが起こす病気です。一度水疱瘡にかかると、ウイルスは体の中にとどまって、脊髄の神経節にひっそりとひそんでいます。二度と症状が出ない場合もありますが、疲れたり、体力が落ちた時などに神経節から神経をつたって皮膚や粘膜などに全身どこにでもでてくることがあります。

帯状疱疹の原因(発症の引き金)

 ・ストレスや極度の疲労
 ・月経(生理)
 ・過度な日焼け
 ・重い風邪

 など様々ですが原因が挙げられます。生活習慣の乱れや、体調不良、様々な理由による免疫力の低下が発症の原因であると考えられています。

帯状疱疹の症状

 多くの場合帯状疱疹になると、寒気や熱が出たり、下痢、吐き気などの症状がみられます。皮膚にチクチクした痛みやかゆみを感じたりします。その後、水疱がからだの片側だけに帯状に発生して、激しい痛みを伴います。歯科の分野では、三叉神経という神経に発症すると、唇、上あご、頬の粘膜などに水疱ができます。

帯状疱疹の治療方法・経過

 抗ウイルス薬などを飲んだり、塗り薬を塗ったりし、他の合併症がなければ、水疱ができてから1週間弱でかさぶたになり、2~4週間で治ります。高齢者や抵抗力の弱い方は再発を繰り返すこともあります。また、早期治療ができなかったり、放置してしまった場合には、長く神経痛や水疱の後が残ってしまう場合もあります。特に、顔の神経に発症したときは要注意で、早めに適切な処置をしないと顔面神経麻痺を起こしたりする場合もありますので、早めの受診をお勧めいたします。

ラムゼイハント症候群

 ラムゼイハント症候群、聞きなれない病名ですよね。帯状疱疹ウイルスが原因で起こる病気で、ラムゼイハント症候群と呼ばれ重症化することが多く完治率は60%、重い後遺症も残りやすい疾患です。皮膚や粘膜などに強い痛み、さらに耳鳴り、難聴、めまい、声が出にくいなどの症状を合併してくることがあります。このような症状が出る前に、皮膚や粘膜に異変を感じたらクリニックを受診しましょう。

もし帯状疱疹が発症したら

 水疱は破らないようにしましょう(痕が残ったり、化膿したりします)。水疱が破れてしまったり、ただれていたりするときには入浴をさけましょう。栄養を十分にとり、出来るだけ安静にし、十分に休養をとりましょう。免疫力を回復させることが、完治への近道です。

帯状疱疹はうつるの?

 一般的には帯状疱疹が他の人にうつることはありませんが、帯状疱疹を発症している人が、水疱瘡にかかったことの無い人に接触すると、水疱瘡の症状が出ることがあります。水疱瘡にかかったことのない小さな子供には接触しないようにしましょう。

まとめ

 このように放置したり、治療開始が遅くなると、重症化したり重い後遺症が残る可能性が高くなります。早期治療により早期回復、早期に完治する可能性も高くなりますので、皮膚や粘膜に違和感を感じたら、できる限り早くかかりつけに医療機関やお口周囲の場合は歯科医院を受診しましょう。

確かな技術で納得の治療を

 ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。


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