こんにちは。キーデンタルクリニック歯科衛生士の福澤亜希子です。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛の日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?私は体の健康を保つには、まずはお口の健康からと思っています。みなさんもこの機会にもう一度歯磨きの仕方を見直してみませんか?
なぜ歯を磨かないといけないの?
朝起きたら歯を磨く、ご飯を食べたら歯を磨く、寝る前に歯を磨く。なぜこんなに歯を磨くのでしょうか?
最大の目的は歯垢(プラーク)の除去
歯垢は生きた細菌の塊です。虫歯の原因、歯周病の原因となるだけではなく、感染症など全身疾患にも大きく関わります。水に溶けにくく、歯の表面に粘着しているため、うがいでは取り除くことが出来ません。歯磨きによって歯垢を取り除くことが大切です。
代表的なブラッシング方法
スクラビング法
歯ブラシの毛先を歯の表面に垂直に当て、毛先が歯と歯の間に入る程度に軽く押し当て小刻みに左右に振動させて磨くやり方。
歯肉と歯の境目や歯と歯の間にもある程度毛先が入り歯垢除去に効果がありますが、歯周ポケットが深い状態では効果が少なくなります。また、大きく動かしたりすると歯肉へのダメージも大きくなり、磨き残しが多くなります。
ローリング法
歯ブラシの毛のサイドを歯の根元に垂直に当て、毛先を歯の先端方向へ90度回転させる。
歯の表面の汚れ、歯間の汚れを落とすのに効果があります。歯並びの悪い歯や、歯と歯肉の境目の歯垢除去の効果は劣ります。
フォーンズ法
歯ブラシの毛先は歯の面に対して垂直に当てます。小さな円を描きながら横に動かしていきます。
操作がわりと簡単なので子どもや高齢者に適しています。ですが歯周ポケットに毛先が届かないのが欠点です。
バス法
歯ブラシの毛先を歯の面に対して45度にして毛先が歯周病ポケットの中に入るように当て、小刻みに左右に動かしながら歯一本ずつ横に動かしていきます。
歯と歯肉の境目にある歯垢を除去するのに効果があります。操作を誤ると歯肉を傷付けたり、痛みを感じることがあります。
どのやり方がいいの?
このように歯磨きの仕方はいくつかあります。歯並び歯の状態によって自分の歯に合うやり方を工夫しながら一本ずつ丁寧に磨いてみてください。1つ試してみて歯垢が取れなかったら他のブラッシング方法を試してみてください。きっとあなたに合ったやり方が見つかるはずです。
まとめ
歯磨きは毎日毎食後必要です。なので、めんどくさいなぁと思っている方も多いかもしれません。ですがこのブラッシングで、虫歯予防、歯周病予防ができるのであればこんないいことはありません。日々忙しくされていた方も、いま時間があるこの時だからこそ、きちんとした歯磨きをする習慣をつけるチャンスだと思います。おうち時間で楽しくブラッシングしてみてください。
確かな技術で納得の治療を
ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。