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ドライマウスや歯肉炎にも!コエンザイムQ10の歯科での応用。


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 加齢とともに減少するコエンザイムQ10。サプリメントで摂取している方も多いのではないでしょうか。糖尿病や高血圧などのいわゆる生活習慣病の予防効果や脂肪燃焼効果、冷えや肩コリなどの血行不順から起こる症状の緩和などが期待できるとあって、しばしば話題に取りあげられる成分ですよね。

 実は、このコエンザイムQ10が、ドライマウスや歯肉炎にも効果が期待できることが分かって来ました。どのような仕組みでドライマウスなどに効果を発揮するのか、また、どのように摂取することができるのかについて探ってまいります。

コエンザイムQ10とは

 コエンザイムQ10とは、細胞膜内に存在する補酵素の名称です。体内のさまざまな臓器で作られる成分ですが、20代をピークに徐々に産生量が減っていきます。コエンザイムQ10の産生量が減ると、次のような変化が表れるようになります。

栄養素をエネルギーに変換しにくくなる

 コエンザイムQ10は、食事として体外から摂取した栄養素をエネルギーに変換する役割を果たします。コエンザイムQ10が減少すると、栄養素がエネルギーに変換されにくくなりますので、食事をしても力が湧いて来なくなったり、脂肪として体内に蓄積されてしまったりします。

酸化が進む

 コエンザイムQ10には抗酸化作用がありますので、体内の活性酸素を除去してくれる役割を果たします。ですが、コエンザイムQ10が減少していくと、身体が徐々に酸化され、皮膚にシミやシワが表れたり、血管が詰まりやすくなったりするのです。血管が詰まりやすくなるということは血行の悪化を意味しますので、冷えや肩コリ、首コリなども起こりやすくなりますね。

心臓の機能低下

 一生涯動き続ける心臓にも、コエンザイムQ10は存在します。コエンザイムQ10の力で栄養素をエネルギーに変換し、休むことなく動き続けることが出来るのです。ですが、心臓のコエンザイムQ10も、加齢とともに減少していきます。年齢とともに不整脈や狭心症などになるリスクが高まるのも、コエンザイムQ10の減少と無関係ではないのです。

歯科領域とコエンザイムQ10

 生きていく上で欠かせない補酵素であるコエンザイムQ10。歯科領域における効果にも注目が集まっています。

ドライマウスの改善と予防

 ストレスや筋力の低下、加齢などのさまざまな原因によって、唾液の分泌量は減っていきます。口内が乾いたように感じたり、口臭が強くなったりする人は、もしかしたらドライマウスが原因なのかもしれません。唾液には虫歯や歯周病を予防する効果もありますから、唾液分泌量が減ってしまうと、虫歯や歯周病になる可能性も高くなってします。

 不快感だけでなく口臭や虫歯の原因にもなるドライマウス。できることなら改善したいですよね。コエンザイムQ10にはエネルギー代謝を活性化させる効果がありますので、唾液線に働きかけて唾液分泌機能を活性化させることが期待できます。ドライマウスが気になったら、コエンザイムQ10を補ってみるのも良いでしょう。

歯肉炎の改善と予防

 歯の周りが細菌に感染し、赤みや腫れ、痛みを感じる歯肉炎。重症になると歯周炎に進み、歯が抜け落ちてしまうこともある歯槽膿漏へと進んでいきます。反対に言えば、歯肉炎の段階で食い止めることができれば、歯周炎等の深刻な歯周病に罹患せずに済むのです。歯肉炎のうちに症状を改善したり、歯肉炎自体を予防したりすることが必要と言えるでしょう。

 口内には元々細菌が多く生息していますが、免疫機能が正常に作用しているなら歯周病にかかることはそう多くはありません。ですが、免疫機能が正常に作用しなくなると、歯周病を引き起こす細菌が増殖するようになります。細菌が過剰に増殖すると細菌に対抗するために活性酸素が生成されるようになりますが、活性酸素は歯周病の原因となる細菌だけでなく他の正常な組織にも作用しますので、歯周病そのものが悪化してしまうのです。

 この歯肉炎の予防や改善も、コエンザイムQ10で可能になります。コエンザイムQ10には抗酸化作用がありますので、活性酸素が過剰に増えることを防ぎます。活性酸素が適度に除去されると、正常な組織が破壊されないようになり、歯肉炎の進行も止めることが期待できるのです。もちろん、歯肉炎になっていないときからコエンザイムQ10を補給していくなら、歯肉炎の予防も期待できるでしょう。

コエンザイムQ10はどう補う?

 代謝を上げたりアンチエイジング効果が期待できたり、いきいきとした生活には欠かせない成分であるコエンザイムQ10。どのように補っていくことができるでしょうか。

サプリメントとして補給する

 コエンザイムQ10のサプリメントは、さまざまなメーカーから販売されています。あまりにも多く種類がありますので、どれを選んで良いか悩む方も多いでしょう。コエンザイムQ10のサプリメントは、「還元型コエンザイムQ10(ユビキノール)」と「酸化型コエンザイムQ10(ユビキノン)」の2つの種類に分けることができます。まずはこの2つのコエンザイムQ10の違いを理解しておきましょう。

還元型コエンザイムQ10

 還元型コエンザイムQ10は、すでに還元されていますので体内に入るとすぐに補酵素としての活動を開始します。ストレスや加齢によってコエンザイムQ10を体内で還元する力も衰えていきますので、高齢の方や身体のだるさや不調を強く感じている方は、体内に取り入れてすぐに効果を期待できる還元型コエンザイムQ10を選ぶ方が良いでしょう。

 ただし、酸化型コエンザイムQ10と比べると若干単価が高く設定されています。すでに不調を感じている方や積極的にコエンザイムQ10を取り入れたいと考えている方は、還元型コエンザイムQ10を選ぶ方が良いかもしれません。

酸化型コエンザイムQ10

 酸化型コエンザイムQ10は、一度体内で還元型に変換してから補酵素としての活動を開始します。そのため、ストレスや加齢でコエンザイムQ10を体内で還元する力が衰えていると、サプリメントとしてコエンザイムQ10を取り入れても充分な効果が発揮できない可能性があります。

 若齢の方や不調を強く感じていない方は、酸化型コエンザイムQ10でも十分かもしれません。価格も酸化型コエンザイムQ10の方が安価なことが多いですので、予防的に使用するなら酸化型コエンザイムQ10が向いていると言えるでしょう。

食事から補給する

 コエンザイムQ10は自然界にたくさんありますので、食事から補給することもできます。例えば、いわしやさばなどの青魚や大豆や納豆などの豆製品、ブロッコリーやホウレンソウなどの緑黄色野菜、牛肉や牛レバーなどにも、コエンザイムQ10は豊富に含まれています。もちろん、栄養バランスが偏らないように食事をすることが大切ですが、コエンザイムQ10の摂取を意識して食品を選ぶのも良いでしょう。

早めのケアで健康な口内環境を手に入れよう!

 歯科領域のケアというと、多くの方が虫歯予防やホワイトニング、矯正など『歯』にばかり注目してしまうのではないでしょうか。もちろん健康な歯をキープすることも大切ですが、歯を支える歯ぐきや歯を取り囲む唾液、息などもすべて大切な要素です。すべての要素が健康になることで、本当の意味での健康な口内環境が手に入ります。コエンザイムQ10を取り入れることで、歯肉炎やドライマウスを予防してみるのはいかがでしょうか。口内だけでなく身体全体の抗酸化や活性化も期待できますよ。

キーデンタルクリニックがおすすめするサプリメント

キーデンタルクリニックでお勧めするコエンザイムQ10は、脂溶性物質であるコエンザイムQ10を、健康に寄与するといわれているオレイン酸を多く含むエ口づけトラバージンオリーブオイルに溶かし、吸収性を高めています。余分な成分を含まず、純粋にコエンザイムQ10を摂取したい方にお勧めの製品です。

確かな技術で納得の治療を

 ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。


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