日本ではたいていの人は毎日きちんと歯磨きをしています。でも、むし歯ゼロ、歯周病もない健康な歯を保ち続ける人というのはごく少数派です。この理由として、歯磨きをしているにもかかわらず、汚れがきちんと落とせていない、ということが大きな原因として挙げられます。せっかく歯磨きをしているのに歯が悪くなってしまうなんて勿体無いですよね。歯磨きにもコツがあります。ポイントを押さえた歯磨き方法を知れば、ずっと健康な歯を保つことも夢ではありません。
歯磨きはやればいいというものではありません
歯磨きを食後に必ずやっているからと言ってむし歯や歯周病にならないわけではありません。歯磨きを1日に何度もやっていたとしても、ポイントのずれた歯磨き方法を行っている限り、汚れは落とされず、細菌が悪さをし始めます。また、磨きすぎもよくありません。力任せにゴシゴシやっていると、歯を守るどころか歯や歯茎を傷つけてしまうことだってあります。歯医者さんや歯科衛生士さんが実践している効果的な歯磨きの方法をご紹介します。
歯磨きのコツ、これさえ押さえれば完璧!
まずは歯ブラシ選びが大事
歯磨きを効果的に行うために最も大事なことの一つとして歯ブラシ選びがあります。歯ブラシの植毛部分は大きすぎると隅々まで届かないため、小さめのものを選びましょう。硬さは「ふつう」か「やわらかめ」がおすすめです。かための歯ブラシは歯や歯茎を傷めてしまう危険があるためです。歯周病ケアを重点的に行いたい場合には、より歯茎の溝に入りやすいやわらかめの方が適しています。形はストレートタイプで、衛生面を考えるとナイロン製のものがおすすめです。
歯磨き粉をつけすぎない
歯磨き粉は歯磨きにとって補助的な役割にすぎません。たくさんつけると汚れが落ちるというわけではなく、逆につけすぎると口の中が早く泡でいっぱいになり、磨き足りていないのに歯磨きを終わらせてしまったり、ミントのすっきり感で「みがけた」と勘違いしてしまう原因になります。まずは歯磨き粉をつけずに磨き、最後にフッ素の成分を歯になじませる目的で少量だけつけて磨くことをおすすめします。
3大不潔域を集中的に磨く
むし歯や歯周病の原因となる歯垢には「つきやすい場所」というものがあります。それは、奥歯の噛む面、歯と歯茎の境目、歯間で、「3大不潔域」と呼ばれています。そのため歯磨きをする際にはこの三箇所を狙って集中的に磨くことが大切です。
ペングリップで力を入れずに磨く
歯垢を落とすのに力は必要ありません。毛先が曲がるほど押し当てて磨かないようにしましょう。力が入りすぎないようにするためには、ペンを持つように歯ブラシを持って磨くと良いでしょう。
必ず順番を決めて磨く
何も考えずに磨いていると、磨き残しの多い部分が出てくるものです。まんべんなく磨くために、磨く際にはどこを磨いたかわからなくならないように、例えば左上の外側から初めて右端まで行き、そのまま内側を右から左へというように、自分なりに順番を決めると良いでしょう。
1本1本丁寧に、20往復が目安
歯は一度に何本も磨くのではなく、1本1本丁寧に磨くようにしましょう。また1か所につき、20往復を目安に磨きましょう。
歯磨きは最低1日2回、寝る前には特に丁寧に
眠っている間は唾液が減り、細菌が繁殖します。そのため眠る前には時間をかけて隅々まで磨くようにしましょう。また、朝は眠っている間に増えてしまった細菌を減らすのと、口臭予防のために磨きましょう。
デンタルフロス、歯間ブラシも使う
歯間部の汚れは歯ブラシでは落としきれないため、デンタルフロスや歯間部の隙間が大きい場合には歯間ブラシも使って汚れを落としましょう。また、毛束の小さな「タフトブラシ」は歯並びが重なっているところや、一番奥の歯の後ろの面などに毛先が届きやすいので補助的に使うと効果的です。
歯ブラシの毛先が広がったらすぐに交換する
歯ブラシの毛先が広がってきたら、汚れを取る効率が落ちるため、なるべく早く交換しましょう。
確かな技術で納得の治療を
ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。