ほとんどの人が経験したことがあると思いますが、口内炎ができると食事や会話するときに痛みを伴い、数日は辛い思いをすることになります。たかが口内炎と思われがちなのですが、食べられるものが制限されたり、生活の質まで下げてしまうこの口内炎、できれば早く楽にしたいですよね。そして、実は口内炎ができるのには様々な原因があり、その原因を取り除くだけで口内炎が断然できにくくなるのです。今回は口内炎ができてしまった場合にお家でどんな対処をすればいいのか、そして予防する方法について解説していきます。
口内炎ができる原因
口内炎のできやすさは人によって差があります。ほとんどできない人もいれば、しょっちゅうできて困っている人もいます。一般的に口内炎は次のようなことが原因になっていると言われています。
- 口の中の清掃不良
- 粘膜を傷つける尖った歯、入れ歯、矯正器具
- 歯並びが悪く、粘膜を傷つける
- 食べ物や歯ブラシによる傷
- 飲食物によるやけど
- ストレス、過労、睡眠不足
- 免疫力の低下
- 口の中の唾液不足
- 胃の不調
- 栄養不良
- 食べ物や金属アレルギー
口の中は食べ物や歯ブラシ、歯など様々なもので絶えず刺激を受け続けており、実は小さな傷は頻繁にできているものです。その傷が口の中の細菌によって炎症を起こすと口内炎へと発展していくのだとされています。
口内炎ができてしまったら。お家でできる対処方法
口内炎ができてしまったら、歯医者さんに行くというのももちろんアリですが、普通の口内炎でいちいち行くのも・・という人も多いことでしょう。通常の口内炎であれば、自然治癒しますので、特別数が多い、2週間以上経っても治らない、というようなことのない限り、必ずしも歯医者に行く必要はありません。それでは口内炎ができてしまった場合、お家でなるべく早く口内炎を治す方法とはどんなものでしょうか?
口内炎ができた場合にお家でできる対処方法
1.口の中をとにかく清潔にする
口内炎の原因はお口の中の細菌です。口の中が不潔であればあるほど、口内炎になりやすく、また、治るのも長引きます。具体的には、口の中に細菌を多量に増殖させないよう、歯磨きをこまめに丁寧に行う、イソジンなどの消毒薬でよく口をゆすぐ(なければ水でも可)、などを行います。アルコールの入った洗口剤は傷口を刺激してしまうので避けたほうが良いでしょう。
2.口内炎の薬を塗る
口内炎の薬は歯医者さんに行かなくても薬局で手に入れることができます。口内炎自体を治すものではなく、症状を和らげるための薬ですが、塗るだけで痛みが和らぎ、つらい症状がずいぶん緩和されます。
3.体力回復に努める
口内炎ができる時には睡眠不足や体力が落ちていることも多いものです。早く治すためにもできればゆっくりと休養を取りましょう。
4.ビタミンの補充
食生活が偏ってビタミンが不足している場合にも口内炎ができやすくなります。ビタミンBの錠剤を摂取する、バランスの良い食事をする、などを行う事でなるべく早く治しましょう。
口内炎の予防方法
口内炎ができやすい、という人は次のことを試してみると口内炎を予防することができます。
1.口の中を常に清潔にする
口の中の細菌を増やさないよう、口の中を常に清潔にするよう、心がけてみましょう。これだけでも口内炎のできやすさがかなり変わってきます。
2.口の中を傷つけないようにする
日常生活では、硬い食べ物などを食べるときは粘膜を傷つけないように気をつけて食べる、歯ブラシで乱暴に磨かない、熱い飲食物を控える、などに気をつけましょう。また、粘膜を傷つけるようなむし歯、尖った歯、入れ歯がある場合には、歯医者さんに相談し、歯の治療をするなどして対処しましょう。
3.規則正しい生活、バランスのとれた食生活を送る
規則正しい生活を送る、睡眠を十分に取るなど、体力を落とさないようにしましょう。また栄養バランスのとれた食事を摂るよう心がけましょう。
4.口の中を乾燥させない
口の中が乾燥すると、口の中が傷つきやすく、また細菌感染を起こしやすくなります。口呼吸をしない、よく噛んで食べる、タバコを控える、などに留意して口の中を唾液で満たすようにしましょう。また、水分をよく補給するようにすると良いでしょう。
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