黄色い歯だと白い歯に比べて清潔感に欠けたり老けて見えてしまったりするものです。有名人や雑誌のモデルはこぞって白い歯ですし、欧米諸国では一般人でも白い歯でいることがとても重要で、人々は歯を白くするために努力を惜しみません。日本も近年のグローバル化、様々なメディアなどの影響もあってか、歯を白くしたいという人がますます増えてきています。今回は黄色い歯を白くする方法をいくつかご紹介していきます。
黄色い歯になってしまう原因
黄色い歯になってしまう原因は何でしょう?日本人はもともと人種的に歯のエネメル質が薄く、内部の黄色い象牙質が透けやすいため、白人に比べてもともと歯が黄色っぽい、というのはベースとしてありますが、その他にも歯が黄色くなる原因として、飲食物による着色、歯垢や歯石の色、加齢による歯の変色、詰め物や差し歯などの人工物の着色などがあります。
黄色い歯を白くできる5つの方法
黄色い歯を白くできる方法としては主に次の5つの方法があります。
1.PMTC
PMTC(ピーエムティーシー)とは歯科医師や歯科衛生士による徹底した歯のクリーニングのことです。歯石を落とすだけのクリーニングとは違って、専用のブラシやシリコンチップなどで特別なペーストを使い、時間をかけて歯の汚れを徹底的に落とし、磨き上げていきます。このクリーニングを受けるだけで、かなり歯の黄ばみが取れて、本来の白さが蘇ってくることも少なくありません。
2.ホワイトニング
着色汚れだけでなく、歯そのものが黄色い場合、薬剤を使って歯を漂白することができます。これは歯のホワイトニングと呼ばれており、歯を削らずに自分の歯そのものを白くできるということで、とても人気のある治療法です。ただ、神経のない歯や詰め物、差し歯などには効果がないため、行うことができません。また、人によっては施術中にしみたり、歯ぐきが痛くなったりすることもあります。
方法は大まかに2通りあり、歯科医院のチェアーで行う「オフィスホワイトニング」と、歯科医院で歯型を取って自分専用のマウスピースを製作し、専用のキットを使って自宅で好きな時に行える「ホームホワイトニング」があります。より確実な効果を求める人には、両方を併用して行う「デュアルホワイトニング」もあります。
3.歯のマニキュア
黄色い歯をすぐにでも白くしたい場合には、爪にマニキュアを塗る感覚で歯に「歯のマニキュア」を塗る、という方法があります。歯科医院でやってもらう方法と市販のものを自分で塗る方法がありますが、どちらも長期間持続するものではなく、歯科医院で行う方法はだいたい1ヶ月くらい、市販のものは1日限りで剥がれてきます。そのため、この方法はとっておきの日のための「歯のメイクアップ」的な感覚です。歯を白くコーティングして白く見せるため、神経の入っていない歯、差し歯などにも行うことができます。
4.ラミネートベニア
黄色い歯というよりも、もっと濃い着色の場合、ホワイトニングでは思い通りの白さにできない場合があります。このような場合には、歯の表面を少量削り、その上に歯の形をした付け爪のようなセラミックの薄い板を貼り付けることで、歯を白く見せることが可能です。
5.セラミック
すでに詰め物がしてある範囲が広くて、詰め物が黄色くなってきている、差し歯のプラスチック部分が黄色くなっている場合、セラミックをかぶせるのがオススメです。セラミックは傷がつきづらいため、経年的な変色が起こらず長くきれいな白さを保つことができます。
まとめ
黄色い歯を白くすると言っても、歯の状態や自分がどのように白くしたいかによって方法は様々です。それぞれの特徴を知って、自分に合った方法を選んでいきましょう。また、時々、特に黄色い歯でもないのに、「自分は歯が黄色い」と思い込んで不自然なほどの白さを求める人がいます。これは、おそらく雑誌などのモデルと自分の歯を比べてしまっていることなどが原因として考えられますが、ほとんどの場合はコンピューターで修正してあり、本来の色ではなくなっています。あまりにも白すぎると逆に不自然で「作り物」っぽくなってしまいますので、自分の歯の色が客観的に見られない人は、一度歯医者さんで歯の色の見本を見せてもらい、自然な白さはどんなものかを見せてもらうことをおすすめします。
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ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。