きれいな歯並びになりたいと思っていても、矯正器具をつけると目立って恥ずかしいので矯正治療はやりたくない、という人は結構多いようです。通常一般的に多く行われている矯正治療は、歯の表に装置やワイヤーのつく方法で、近年ではなるべく目立たないように透明や白い装置が使われることも多くなってきました。ですが、それでもやはり表側につける場合、あまり目立たないとは言っても、矯正治療をしていることは他人にわかってしまいます。今回は、矯正治療をしていること自体知られたくない、という人のために裏側矯正をご紹介します。
人に気づかれず矯正できる裏側矯正
裏側矯正とは、別名「舌側矯正」や「リンガル矯正」とも呼ばれており、歯の表側に装置がつく表側矯正に対して、すべて歯の裏側に装置がつきます。そのため表からは装置が見えることはなく、他の人に気づかれることなく矯正治療を進めていくことができる画期的な矯正治療です。治療の効果は通常の表側の矯正治療と同じですので、接客業をしている人や、結婚式などの大事なイベントを近く控えている人にとっても最適な治療と言えるでしょう。
裏側矯正のメリットとデメリット
裏側矯正は「見えない」ということが非常に大きなメリットではありますが、その他にも様々なメリットがあります。また、もちろんメリットだけではなくデメリットもありますので、治療を考えている人は本当に自分に合っているか見極めるためにも、どちらとも知っておいた方が良いでしょう。
■裏側矯正のメリット
1.他人に気づかれない
装置は歯の裏側に付くため、外から見えることがありません。そのため他人の目を気にせずに歯並びをきれいにできることが大きな魅力です。
2.表側矯正と比べて虫歯になりにくい
歯の裏側は唾液で潤っているため、表側に比べ虫歯になりにくい特徴があります。そのため矯正器具をつけて虫歯になるリスクが少なくなります。
3.歯の表側にダメージを与えない
矯正器具を歯の表に付けて行う場合、装置を外す際に歯の表面に細かなヒビが入ってしまうことがあります。裏側矯正はそのようなダメージを歯に与えません。
4.食べる時に気になりにくい
食事中、矯正器具に食べ物が引っかかってしまうことは避けられません。表側に装置が付いていると、他の人と食事をしている時にそれが気になって食べにくいものですが、裏側矯正ではそのような心配がありません。
5.出っ歯の治療に特に効果的
裏側矯正の特徴として前歯を引っ込めやすいというのがあります。そのため出っ歯の場合の治療に特に効果があります。
■裏側矯正のデメリット
1.最初の頃は違和感が強い
舌に触れてしまいやすく、初めの頃は違和感を強く感じやすいです。しかし、だんだんと慣れてくるにつれ気にならなくなってくることが多いようです。
2.慣れるまでは喋りにくい
舌を歯の裏につけて発音する音が出しづらく、慣れるまでは発音が不明瞭になって話しにくくなる傾向があります。
3.治療費が割高
裏側矯正は高度なテクニックを必要とし、装置の値段が高く付くため、表側矯正よりも割高になります。
4.処置時間が長い
表側の矯正と違い、口を開けたまま治療を行わなければならないため、どうしても処置時間が長めになってしまいます。
5.食べ物が引っかかると取りにくい
自分では見えない部分に食べ物が引っかかるので、一度食べ物が引っかかると取りづらい傾向があります。
まとめ
舌側矯正は治療費が高くついてしまうというデメリットはあるものの、他人に知られずにコンプレックスを抱えることなく歯並びを整えられることは何物にも代えがたい魅力だと言えるでしょう。最近では装置や技術も進歩してきており、違和感が少なく、処置時間も短縮でき、治療にかかる期間も短くすることが可能になってきています。見た目が気になるから矯正治療なんてできない、とあきらめていた人でも、舌側矯正ならその心配はありません。歯並びの悩みは矯正治療で簡単に解決することができます。ぜひ見えない矯正で美しい歯並びを手に入れてみませんか?
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