こんにちは。キーデンタルクリニック歯科衛生士の佐藤茉友です。
皆さんは歯の磨き方の指導を受けたことがありますか?おそらく小さい頃に誰かしら周りの大人から教わっていることでしょう。でもいつの間にか自己流に磨いていませんか?今日は遠い記憶をたどりながら、歯磨きの仕方について再確認していきましょう。
【正しい歯ブラシの持ち方】
正しい持ち方は、鉛筆の持ち方と同じ、いわゆるペングリップです。皆さんはどうでしょう?これができていない方は意外と多いです。私もかつてはそうでしたが、手をグーにして歯ブラシを掴むように持つ方が結構多いのです。これだと手の力が全て歯ブラシに加わってしまい、歯を磨くには強すぎる圧がかかってしまうのです。
【正しい歯ブラシの強さ・圧】
どのくらいの力をかけて磨くのか。歯ブラシを歯に当てた時に、毛先が広がらない程度、歯と歯の間に少し入り込む程度の力加減が良いと思います。なかなか加減が難しいですが、ガシガシゴシゴシ磨くのはタブーです。スッキリして気持ちが良いのですが、力任せに磨いてしまうと歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。
【歯ブラシ交換のタイミング】
だいたいの目安は約1ヶ月です。歯ブラシは使っていくうちにだんだん毛先が広がってきますが、そうすると磨きたいところにしっかりと毛先が当たらなくなってしまいます。今お使いの歯ブラシは毛先が広がっていないかチェックしてみましょう!
【歯ブラシの当て方】
歯磨きは簡単なように見えて実はとっても難しいもの。磨けているようで実は磨けていない、磨いたつもりになっている方、結構多いです。歯ブラシの毛先をうまくコントロールしてしっかり汚れを落としましょう!特に注意して磨いてほしいところはここ!
・歯と歯ぐきの境い目
・歯と歯の間
・噛む面
この3つは特に汚れが残りやすく、むし歯にもなりやすいところです。ここにしっかり歯ブラシの毛先を当てることが大切。不安な時は鏡で見ながら磨いてみたり、歯科医院でチェックすることをおすすめします。むし歯や歯周病予防、そして歯磨きマスターへの近道です!
【歯ブラシの動かし方】
歯を磨く時、腕を大きく動かしてはいませんか?それだとすみずみまで歯ブラシが届きません。当て方に気をつけて小さく動かして磨くのがベストです。一度に沢山磨こうとせず、2,3本ずつ磨いていきましょう。根気のいる作業に思うかもしれませんが、磨き終わった後のつるつる感がまるで違いますよ。
【磨き残しを防ぐために】
歯科医院に行くといつも同じところを注意されてしまう。そんな経験ありませんか?きっと磨き癖があるのでは?磨き残しを減らすためにできること。それは磨く順番を決めること。例えば左下から右下へ。裏に回って今度は右下から左下へ。上に行って左上から右上へ…このように磨く順番を自分の中でルール化してしまえば、磨き忘れた!なんてことも減るのでは。
【まとめ】
歯磨きってこんなに奥深い作業だったのか!と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。間違ったやり方で磨くと、その結果が歯や歯ぐきに顕著に現れてきます。手遅れにならないために、いつまでも自分の歯で美味しいご飯を楽しむために、自分の歯磨きテクニックをぜひチェックしてみてください。
確かな技術で納得の治療を
ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。