こんにちは。キーデンタルクリニック、歯科医師の中村希美です。
お子さんの歯が生えてくると歯磨きについて悩むお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。子どもの歯の健康を考える親の気持ちとは裏腹に、歯磨きを嫌がる子ども達…。今回は歯が生え始めてすぐにできること、楽しく歯磨きをするポイントをお伝えします。
赤ちゃんの歯磨きはいつから始める?
乳歯が生え始める頃が歯磨きをスタートするタイミングです。生後6ヵ月頃から乳歯が生え始めます。1歳半に奥歯が生えてくるので、それまでに歯磨きに慣れ、乳歯が生えそろう2歳半~3歳頃までには歯磨き、仕上げ磨きを定着させられるようにしていきましょう。
子供が歯磨きが嫌いにならないようにする方法
大人でも「痛い思いをしたことがあるから歯医者は嫌い」とか、「眠たいから歯磨きが面倒だな」とか嫌なことには理由がありますよね。お子さんが歯磨きを嫌がるのにもきっと理由があるはずです。子どもが歯磨きを嫌がるのには1.怖い 2.痛い 3.眠いという大きく3つの原因が考えられます。お子さんの様子を見て、何を嫌がっているのかを知り、歯磨きが好きになるようにしていきましょう!
1.子供の「歯磨き怖い!」をなくす方法
i)口元を触ってあげましょう
普段からスキンシップの一つとして指でほっぺたをつついたり、唇に触れるようにしましょう。遊びながら口元を触られるのに慣れていくと、初めて歯磨きをする時も怖がったり嫌がることが少ないです。触られることに慣れていない状態でいきなりお口の中に歯ブラシを入れようとしていませんか?
ii)子ども用歯ブラシを持たせましょう
スプーンやフォークを自分で持てるようになったら、子ども用の歯ブラシを持たせましょう。お口に入れてガシガシ噛むだけでもいいんです。これが歯ブラシに慣れる第一歩になります。お子さんが歯ブラシを持っている時は、歯ブラシをくわえたまま転んだり、のどの奥まで入れてしまわないように注意が必要です。
2.子供の「歯磨き痛い!」をなくす方法
i)柔らかめの小さな歯ブラシで優しくゴシゴシ
仕上げ磨きをする時は、軽い力で小刻みに歯ブラシを動かしましょう。強い力でゴシゴシ磨くと歯ぐきが傷つき痛がってしまいます。一度痛い思いをすると「歯磨き=痛いこと」と思ってしまうので痛がっていないか力加減に気を付けて磨いてあげましょう。
ii)お口の中の痛い部分はココ!
上唇と歯ぐきをつなぐ細いスジ(上唇小帯)に歯ブラシが当たると痛がります。上唇小帯を歯ブラシを持っていない方の人差し指でガードし、歯ブラシが当たらないように磨いてあげましょう。
3.子供の歯磨きは眠い時を避ける
夜寝ている間は虫歯になりやすいので、寝る前の歯磨きにじっくりと時間をかけることおすすめします。しかし、眠い時は機嫌が悪くなりがちです。そんな時に無理に歯磨きをしようとすると嫌がってしまいます。夕ご飯を食べて眠くならないうちに歯磨きをするのを習慣にし、できれば寝る前も磨くようにしましょう。
何より大切にしたいのは子供の歯磨きを楽しい時間にすること!
子どもはママやパパの笑顔が大好き!ママやパパがニコニコ楽しそうにしていると、それだけでお子さんも笑顔になります。歯磨きをしている時はとびっきりの笑顔で、楽しいことをしているんだと伝えてください。泣いて嫌がったり、思うように歯磨きができないとつい声を荒げて怖い顔になってしまいますが、子どもはそれを敏感に感じ取ります。歯ブラシを握った、口の中に入れることができた、磨かせてくれた、などどんな小さなことでもいいので上手にできた時は笑顔でたくさんたくさん褒めてあげてください。家族みんなで楽しくお口の健康を保っていけるといいですね。
確かな技術で納得の治療を
ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。