こんにちは。キーデンタルクリニック、歯科医師の中村希美です。
みなさんは歯ブラシをどのくらいのペースで交換していますか?歯ブラシには明確な消費期限もなければ、簡単に壊れたりしもしません。換え時がわからずずっと使ってる方もいるのではないでしょうか。
こんな歯ブラシ使ってない!?
今お使いの歯ブラシを確認してみてください。写真の様に毛先が広がっていませんか?「まだ普通に磨けるからこのまま使ってもいいや」と思った方!それではいくら丁寧に歯磨きをしても必ず磨けてない部分が出てきます。
歯ブラシで汚れの落ちは具合はこんなにも違う!
新しい歯ブラシと比べると、毛先の広がっている歯ブラシでは約60%しか磨けていないのです!毛先が広がっていると、歯にきちんと毛先が当たらず磨き残しが増えます。毛先に弾力がなくなるとうまく汚れを取り除くことができません。また、毛先の広がった歯ブラシを使い続けると歯ぐきを傷つけてしまい、歯ぐきが下がる原因にもなります。
歯ブラシを交換する目安
1.毛先が広がっている
こちらの写真は、同じやわらかめの歯ブラシです。新しい歯ブラシと当院の歯科衛生士が約1ヶ月使用した歯ブラシを比較したものです。適度な力で磨いていてもこんなに違いが出てきます。歯ブラシを裏側から見て、毛先が飛び出していたら交換する時期です。
2.毛先にコシがない
歯ブラシの毛先を触ってみて弾力がなくなっていたら交換しましょう。
3.汚れが目立つ
変色したり明らかに汚れているものは衛生的にもよくありません。水洗いしても汚れが取れない場合は交換しましょう。
4.1ヶ月に1回
毎月1日は歯ブラシ交換の日にするなど、月に1回ご家族そろって新しい歯ブラシに換える日を決めるといつ換えたか忘れることがなくなりますよ。ほとんどの歯ブラシは300円前後で購入できます。普段お使いの歯ブラシが決まっている方は、箱でまとめて購入してストックしておくのもおすすめです。
こんな方は要注意
1.ゴシゴシ磨く
歯磨きの力が強いと、1ヶ月もたずに毛先が広がってくることがあります。鉛筆を持つようにし、軽い力で磨きましょう。
2.やわらかい歯ブラシを使っている
歯ブラシの硬さはメーカーによっても様々です。普通~やわらかめの歯ブラシをおすすめしていますが、やわらかい歯ブラシだとすぐに毛先が広がることがあります。毛先の広がりをこまめにチェックしてみてください。
まとめ
歯ブラシを毎月交換するだけでも歯磨きの効率は格段と上がります。正しい磨き方と併せてお口を清潔に保ちましょう!
確かな技術で納得の治療を
ムシバラボを運営するキーデンタルクリニックは、東京の赤坂見附駅から徒歩1分、永田町駅から徒歩3分の歯科医院です。できるだけ抜かない削らない治療を心がけ、痛みの少ない治療方法や先進治療を取り入れることで患者様の負担を軽減するようにしています。良い歯医者さんと巡り会えない方は是非一度、ご来院ください。